新型コロナウイルス後のベトナムの経済成長を見据え拡大を続けるWHA

06/07/2020

TheLEADER - WHA Indsutrial Development Plc社の産業・国際部門のグループ取締役であるデビッド・ナードンは、特に新型コロナウイルスのパンデミックに効果的に対応した後は、ベトナムには大きなチャンスがあると考えています。

WHA工業団地1-ゲアン

企業は米・中の貿易戦争や新型コロナウイルスの世界的な大流行のため、中国から生産拠点を移しています。そのような情勢の中で、ベトナムは工場の移転先として考えられています。

WHA Indsutrial Development Plc社の産業・国際部門のグループ取締役であるデビッド・ナードンによると、企業は生産工程の一部を移転し、ベトナムとその周辺国の成長市場や輸出拠点にアクセスしようとしているとのことです。

中国、アメリカ、日本など、中国に進出する企業は、経済規模の違いを考慮すれば、ベトナムにとって大きな意味を持つことになります。

同氏は十分な教育を受けた労働基盤、中央政府と地方が投資家に好意的であること、インフラの改善を含む多くの理由から、ベトナムへの投資は魅力的であると考えています。

しかし、投資家が求めているのは、明確な規則と規制、ビジネスがしやすい環境、最短な投資承認書取得期間であると、彼は指摘しています。

「WHAは戦略的イニシアチブとしてベトナムで拡大を続けています。」とナードンは言っています。
 

効果的な危機管理と回復への準備

新型コロナウイルスのパンデミックは、ベトナムの企業、特に世界の企業に悪影響を及ぼしています。WHAベトナム社も例外ではありません。

WHAベトナム社のいくつかの問題は、海外の投資家に対し直接訪問する機会を持つ事ができないことに関連しています。幸いなことに、ベトナムのWHA社のチームは非常に優秀且つ有能です。
 

WHA continuing to expand in Vietnam as strategic initiative after Covid-19
David Nardone, Group Executive - Industrial and International, WHA Industrial Development Plc

新型コロナウイルス後を見越した戦略的イニシアチブとしてベトナムで拡大を続けるWHA
WHA Indsutrial Development Plc社の産業・国際部門のグループ取締役であるデビッド・ナードンは弊社が人々の健康とリスク管理のためにタイ国で採用した国際基準を導入したことを伝えています。ソーシャルディスタンスを保ち、運用チームを分離し、顧客のインフラを保護することはその一部です。

ベトナムにおけるタイWHAグループの最初のプロジェクト(ゲアン省のWHA工業団地1-ゲアン)は、新型コロナウイルスのパンデミックによる混乱を最小限にするため、グエン・スアン・フック首相が2月1日に新型コロナウイルスの流行を宣言した直後に効果的に事業継続計画を発表しました。

危機管理チームを結成し、従業員を保護し、顧客とパートナーを支援するために4つの主要なタスクを実行しました。

1つ目は、こうした状況と新たな状況を日々モニタリングし評価することです。2つ目は、従業員、顧客、ビジネス・パートナーのリスクを軽減するための適切なアクションを開始することです。3つ目は、必要なときに必要な場所に十分なリソースを配置することです。最後に、すべての是正措置を調整します。

危機管理チームは従業員の移動制限、ソーシャルディスタンス、重要な従業員の異なる場所への移動、従業員と訪問者の体温チェック、会社の敷地の頻繁な消毒を含む一連の保護措置を実施しました。

同社は3月23日、業務の中断を防ぎ、製品やサービスの提供を確実にすることを目的とした事業継続計画 (BCP) を開始しました。

この計画の下では、工業団地開発、物流、公益事業のバックオフィス機能を備えた特定のチームが業務をサポートするために設置されています。計画には、日常的な消毒スプレーの噴霧とアクセス制限による給水施設の保護、サプライチェーンを保護するための在庫増強、事業中断の回避が含まれています。

同社は、必要なデータとソフトウェアに常時アクセスできるようにすることで従業員が在宅で仕事ができるようにし、最新のビデオ通信ツールの使用を推進しました。BCPには、災害復旧ソリューションも含まれています。

「実用的なBCPは、危機の影響を最小限に抑えるだけでなく、企業が投資家、顧客、ビジネス・パートナーから信頼を得ることを目的とした上で強力なブランド・イメージを構築することも必要です。」とデビッド・ナードン氏は付け加えました。

2017年2月に設立されたWHA工業団地1の現在の開発面積は145ヘクタールですが、これは第一期開発分498ヘクタールの一部であり、現在では国内外の投資家に販売を開始しています。完成後の総面積は3,200ヘクタールで、ベトナム北中部で最大級の工業団地となります。

情報源:この記事は2020年6月30日にLeader Newsに掲載されました。

 

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