ベトナムの産業グループ別投資優遇措置

19/01/2022

政令31/2021/ND-CPによると、ベトナム政府は、いくつかの産業や職業グループを投資優遇措置の対象とすることを規定しています。この政令は、その分野での投資資金の誘致と各産業グループの発展促進に寄与する様々なレベルの投資優遇措置を提供しています。以下の記事では、最近注目されているいくつかの産業グループに対するベトナムの投資優遇措置に関する情報をご紹介します。      

1. ベトナム投資おすすめポイント①: 工業団地内の投資インセンティブ

主なインセンティブ:一定期間の法人税免税

工業団地はコロナパンデミック後の打開策の候補地とされており、外国人投資家は生産拠点を設置する先としてベトナムを選んでいます。ベトナムは人材面で大きなアドバンテージがあるため工業団地開発のための保有用地はまだ大きく、それを支えるインフラも整備され完成されています。また、政府は投資家を工業団地に誘致するために多くのインセンティブを提供しています。 インセンティブは法人所得税の2年間の免除と次の4年間の50%減税に設定されており通常の税率20%よりも低くなっています。事業プロジェクトがベトナム投資優遇措置の対象部門リストに掲載されている場合、免税措置が適用されます。また、企業は「ワンストップ」機構のもとで行政手続きを行うことができ従業員の採用・教育も支援されます。

政府や開発会社から優遇措置を受けられることはベトナム投資のおすすめポイント

工業団地への投資は政府や開発会社から優遇措置を受けることができます

2. ベトナムの医療関連企業への投資優遇措置

 法人所得税は20%から10%に

環境汚染や食品衛生など人々の健康に影響を与える多くのリスクとともに突然のころなパンデミックに直面しヘルスケアや医療分野はこれまで以上に力を注いでいます。規制により投資優遇措置の対象となる産業は疾病予防・管理、科学研究、製剤技術の研究、新薬・ワクチン製造のためのバイオテクノロジーなどの事業です。さらに、高齢者、障害者、孤児などのための介護施設への投資も特別な優遇措置を受けることができます。法人税については外国企業は法人税率10%、4年間免税、プロジェクトの場所によって今後5〜9年間50%の減税を受けることができます。さらに、外国人投資家は少なくとも7年間、地代を減免されます。

 ハイテク農業への投資優遇措置

政府系ローンの特別で柔軟な金利をご利用いただけます。
農業をはじめ、多くの産業でハイテクや自動化された設備や機械の適用が一般的になってきています。ハイテク製品の研究、開発、生産への応用は、時間の短縮、効率の向上、完成品の価格と量の競争を生み出しています。現在、多くの農業生産企業は、植物の繁殖や手入れ、収穫、農産物の加工などの技術やテクノロジーに大胆に投資しています。さらにハイテク農業への投資も多くの優遇措置を受けている。2017年3月7日付の決議第30/NQ-CP号によると、政府融資はハイテクを適用する農業企業に対して金利を1.5%から0.5%に引き下げました。また、この分野に投資する企業には行政手続きが少なく土地の賃貸料が優遇されます。ハイテク農業プロジェクトなどの柔軟な融資は無担保でプロジェクト金額の70%~80%を借用することができます。

WHA インダストリアルゾーン1-ゲアン工業団地
 

投資家の皆様はWHAの工業団地へ入居する際にはベトナム政府からの投資優遇措置を受けるだけでなく、工業団地からの総合的なサービスを受け取る事が可能です。


 

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